皆さん、こんにちは~。
元公務員のsuguruです。
今日は、Amazon中国輸入OEMビジネスで頻出のOEM、ODM、簡易OEMの違いについて説明しようと思います。
●OEMって何?
Original Equipment Manufacturingまたは Original Equipment Manufacturerの略語です。
OEM生産では委託者がデザインから設計の図面まで受託し、場合によっては技術指導まで行います。
Amazon中国輸入OEMビジネスの場合、委託者が工場になるので、デザインや設計の図面は自分で行いますが、商品の生産は工場が行います。
OEMのメリットは自分でデザインを設計できるということです。そのデザインのイメージが正確に工場に伝われば、あなたの思い描いた商品ができあがる可能性が高いです。
逆に、OEMのデメリットは自分でデザインする手間がかかるということです。
また、OEMには技術レベルの高い製造者が技術レベルの低い製造者に指導する垂直的分業であるOEMと、技術レベルが同じくらいの企業間でやり取りをする水平的分業であるOEMがあります。
●ODMって何?
Original Design ManufacturingまたはOriginal Design Manufacturerの略語です。
ODM生産では委託者のデザイン・図面で生産を行います。
Amazon中国輸入OEMビジネスの場合、委託者が工場になるので、デザインや設計の図面も商品の生産も工場が行います。
ODMのメリットは、自分でデザインをする手間が省けるということです。
工場に設計してもらった商品が果たして自分のオリジナル商品と言えるのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、その商品が市場に流通しておらず市場のニーズを捉えている商品であれば、自分のオリジナル商品だと言い切ることができるのです。
一方ODMには、そのデザインが自分の思い描いていたデザインとかけ離れていた場合、責任の所在があやふやになってしまうというデメリットもあります。
ODMは中国や台湾の企業でよく行われている手法であり、パソコン業界や携帯電話業界でよく用いられている手法です。
また、ODMにおいては受託者の技術レベルが委託者と同水準、もしくはそれ以上にあることが条件です。
●簡易OEMって何?
簡易OEMという言葉はAmazon中国輸入OEMビジネスから生まれた言葉であり、Amazon中国輸入OEMビジネス特有の言葉です。(誰が言い出したのかは分かりませんが…)
Amazonでは、同一商品ページに複数の出品者が出品できるという形態を取っています。
そのため、同一商品ページ内での出品者同士の競争が激しく、価格競争が頻繁に起こったり、カートボックスが取りにくかったりといった弊害が生まれてました。
そこで生まれたのがこの簡易OEMです。
自社商品に簡易なロゴを入れ、商標権を獲得することによって他の出品者からの相乗りを防ぎます。
そうすることによって、価格競争を防ぎ、カートボックスを100%取れるようになります。
この場合、デザインや設計は自分で行っているが、商品の生産は工場に任せているのでODMではなくOEMの一つであり、かつそのやり方が簡易(商品にロゴを入れるだけ)なので簡易OEMと言われるわけです。
簡易OEMのメリットは、とても簡単にできてしまうということ、逆にデメリットは簡単にできてしまう反面、他のセラーからすぐにまねをされてしまうということです。
ちなみに、簡易OEMは商品にロゴを入れるという手法だけではなく、日本語説明書を封入したり、他の商品と一緒にパッケージ化するといった手法もあります。
●初心者におすすめなのはどの手法?
Amazon中国輸入OEMビジネス初心者の方におすすめなのは、ずばり簡易OEMです。
初心者にいきなりデザインや図面の設計をやってと言われても、困惑してしまいますよね。
簡易OEMは商品にロゴを入れたり、パッケージ化するだけなので初心者でも簡単にできてしまいます。
ただし、その簡易さ故に簡易OEMはすぐに競合が参入してきてしまいます。
自社商品のまねをされてしまう訳ですね。
ですので、まずは簡易OEMをやって、Amazon中国輸入OEMビジネスの流れを掴んできたら徐々にOEM生産に移行していくことをおすすめします。
OEMであれば、自分でデザイン・商品の設計をするので簡単にまねをされることはありません。
ちなみに、ODMは工場にデザイン・商品の設計を依頼するので、高ロット数からの発注しか認められず、莫大な資金が必要となってしまい兼ねません。
ですので、初心者はODMには手を出さないでおきましょう。
まとめます。
- 簡易OEM…初心者におすすめ。ただし、簡単にまねをされる。
- OEM…簡易OEMに慣れてきた人におすすめ。
- ODM…莫大な資金が必要。あまりおすすめしない。
以上で、OEM・ODM・簡易OEMの違いについての解説は終わりです。
お疲れ様でした!
また、お会いしましょう~。
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